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2006 年07 月07 日

すんません滞ってました。

本日カプチを車検に。フォグとシートバーだけハズして。
代車はセルボモード。F6Aシングルカムの3AT。ふつーにのるには十分?ですが。
エアコン付けると、負荷が有りすぎてシフトアップしない…。
あとペダルのオフセットがかなり気になりますね。ブレーキペダルが正面にない。
感覚的にはクラッチを踏むくらいの感覚。アブナイ。
でもまぁ、平地ならこんなもんでもじゅうぶんだなぁと思う今日この頃。


■冷蔵庫が壊れる
自分の部屋にあった旧フロンの冷蔵庫が壊れた(というかそれに気づく)現在はタダのモノ入れ。これからの季節冷たいモノとかにはちと不自由。
で、まぁ最近よくある小型冷蔵庫(ペルチェ素子を使った安価なヤツ)を物色していた、事情を聴いた知り合いに貰えた。(takuさんトコにもありますね。アレは高め)
曰く全然効かない…ので使ってなかったらしい。
カー電源などでも使えるコレは半導体のペルチェ素子を使っている。クーラーの様な気化熱を利用するのではない。ペルチェ素子は電気を流すと片面の熱が反対側に移動する。能力はほぼペルチェ素子の面積と放熱能力で決定する。
一時期CPUの冷却用途で流行った時期があり、自分も使った経験がある。面白いが特性を理解しないと生かせないブツである。冷蔵庫の中にはペルチエに密着させた放熱板が大抵露出している。
頂いたモノはかなり初期のモノだそうで、案の定安易な設計だった。
とりあえず分解し外部側の放熱フィンの容量はそれなりに十分あるのを確認する。
ここの放熱が足りないと冷えないし、消費電力が増大する。また熱容量が少なかったりファン能力が足りないと加温時には結露してしまうのである。
ペルチェが底面に有るのが最悪で、コレでは冷やした空気が底に貯まるだけで内部がよく冷えるわけがない。通常は冷暖兼用なら背面に置くのが常識で、最近のものでは内部側にファンが装着されてるモノもある。
で、この冷蔵庫は逆さまにして使うことにした。こうすれば上の暖かい空気が冷やされて下に落ちるから、多少は空気が混ざるハズだ。冷蔵庫としては真っ当なレイアウト。
まず電源を入れてみる。おー放熱板は冷くなってみるみる結露していく。
が、所詮ペルチェそのものは4cm程度しかないので、冷蔵庫の容量を冷やすには論理的に考えて無理がある。扉開けただけで元の温度に戻すのにも時間が掛かりそうだ。
まぁ、元々話には聴いていたし、期待もしてなかったが。こんなの車の中で使ってもまったく効果がない。氷入りのクーラーバッグの方が全然確実である。
そもそもあらかじめ冷えたモノを入れておく程度のものだ。さてなんとなくまだ色々改良出来そうな気はするのだが…。

まず、内部のペルチェ放熱面は底面に有るためフラットだったので、これでは効率が悪い。手持ちの電子機器用のヒートシンクを熱伝導シールで接着。空気との接触面積を増やせば熱交換が促進される…多分。
内部保温に関しては保冷剤を2個入れておく。空気容量を減らしつつ内部の熱容量を増やすためだ。扉を開けたときの回復には多少は効果が有るだろう。
さらに空気が扉から逃げるのを堰き止めとしても利用する。
ここまでやっても最終的に冷却能力はペルチェの能力と断熱ロスの差なワケなのだが…。
で、ここまでやってきちんと性能を測ってみる。
コンピュータの内部温度を測るために使っていたデジタル温度計のプローブを中に入れて計測。
結果はイイトコ14-15度。(室内温度28程度)温くない程度にしかならない。ちなみにちゃんと作られたものは、もっと冷える(ハズ)。外部気温-10度前後で設計してるのか?
ちなみにウチのには温度設定などというモノはありません。
それでも扉を一度開けてからの温度回復の時間は大幅な短縮に成功。
さらに放熱ファン回りのエアの流れを改良してさらに-0.1度…誤差の範囲だな…
んーこの先はさらに断熱効率を上げるか、内部にファン入れて空気を回すか…ビンボーチューンでどこまでイケルか楽しんでます。


投稿者:kan
at 11 :28| 日記 | コメント(0 )

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